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流通業・流通システムにおけるシステム設計の実務ノウハウが満載−流通工房

<要件定義2(業務ロジック)>
業務イメージ
<吉田君>
 早瀬さん、先日僕たちが物流センターのピッキングリストのソート順で意見が分かれていた
 ことや、設計した伝票入力の画面設計を見て「現場を見たほうがいいな」といっていた事が
 良くわかりました。

 昨日、早瀬さんがHOTスーパーの吉井情報システム部長と調整してセッティングしてくれた
 実際のピッキングや店舗業務経理部の伝票入力業務を、ぼく含めてそれぞれ2人ずつで
 参加してきました。

 実際のピッキングをしてみるとピッキングリストのソート順がどうなっていたら使いやすい
 のかがわかったし、その後、物流センター長と話をして新システムの導入の際は、現在の
 ピッキングリストに対してこの部分を改善したいという話が非常によく理解できました。

 また、店舗業務は西川君と山本さんが行って来たのですが、現場で発注入力をしていて
 ふと気づくと数量の所に商品コードを入れてしまっていたことが何回もあったそうです。
 入力位置や登録時のチェックでミスを防ぐようにするか、あるいは桁数や金額と発注数を
 かけた値などでチェックをして怪しい発注データはリスト出力するなど何か対応を検討
 すべきだといっていました

 それから経理の方は中田君と橋本君だったのですが、マウスとか使わないでキーボード
 だけ、しかも伝票と画面しか見ないで作業しているのをみて、今のマウスを使っての
 項目移動やコンボボックスでの項目選択は画面設計上まずいので見直すといっていました


【ポイント】
この「流通工房」の目的は、流通業のシステム設計、開発経験がない(あるいは少ない)
人たちへ少しでも業務の視点でのシステム設計の留意点、基本的知識を提供することですが
やはり、こういった情報で得られるものは「知識」でしかありません。

そして、より詳細のシステム機能設計フェーズになるにつれて、様々な疑問などが浮かび、
ともすると「こうじゃないか」「多分、こうだとおもう」といった想定でメンバー間で議論
することが多くなると思います。

しかし、「百聞は一見にしかず」という言葉のとおり、「想像」で議論するよりも一度、実
業務を見ること、そしてできれば自分自身がその業務をしてみることをお勧めします。
半日でも良いのです。そうすると、画面や帳票などのUIや業務ロジックを設計において
自然と業務でどのようにシステムが使われるのか、だからどうしたらよいのかといった思考
ができるようにもなります。

これを読んでいる人がある程度権限のあるリーダクラスの人であれば、顧客の担当者と
調整して是非メンバーに業務体験(体験が難しければ見学)をさせてください。また
あなたがメンバーであれば、是非、リーダに現場の業務体験(見学)をさせてもらうように
話をしてみてください。

このサイトの情報は本当に知らない人たちにとって重要な知識を提供できると考えていますが、
半日の業務体験は、このトピックを半日読むよりも「イメージ」という部分では勝ります。

頭で理解する知識情報と、自らが体験する活きている情報の違いですね。
また、なかなか普通では自社以外の企業の業務体験というものはする機会もないので良い刺激
を受けることでしょう。



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